かぼちゃは栄養価が高いことで知られているので、料理やスイーツで使われることの多い食べ物です。しかし、実はかぼちゃの種にも高い栄養価が含まれているということは知らないという人が多いのではないでしょうか？そこで今回は、かぼちゃの種の効能についてご紹介していきます。

かぼちゃの種に含まれる栄養素と効能

かぼちゃの種には、さまざまな栄養素が含まれており、高い効能があると言われています。そこでここからは、かぼちゃの種を食べることによって得られる効能をご紹介します。

■ダイエット効果が期待できる

かぼちゃの種は他の食べ物に比べてカロリーがかなり低い食べ物ではありません。しかし、血糖値を下げる働きをすると言われています。その上、かぼちゃの種は硬いので食べるのに時間がかかり、満腹感を感じやすいでしょう。そのため、かぼちゃの種を食べることによって必然的に食べる量を減らすことができるので、より食欲を抑えることができて減量につながるという効果があります。栄養価も高いので、健康的にダイエットをしたいという方向きの食べ物です。

■アンチエイジング効果が高い

かぼちゃの種にはビタミンEとカロテノイドが豊富に含まれています。ビタミンEは強い抗酸化作用があると言われており、体内で脂質が酸化してしまうのを防いでくれます。このような効果によって年齢と共に発生する病気を防いでくれるので、若返りのビタミンと呼ばれることもあります。また、カロテノイドは強い活性作用を持つ一重項酸素を除去することができる唯一の成分と言われています。加齢とともに皮膚や眼に受けやすい障害を防ぐことができます。

この２つの成分を豊富に含んでいることから、かぼちゃの種はアンチエイジング効果が期待できると言えるでしょう。

■鬱状態を改善する

かぼちゃの種にはトリプトファンと呼ばれる成分が多く含まれています。トリプトファンは必須アミノ酸なので、食べ物から摂らなければ体内で生成することはできません。トリプトファンは脳に運ばれたら、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンを生成する成分として使われます。セロトニンは抗うつ剤と同じくらい気分を高める効果があると言われている成分で、睡眠の質の向上や抗うつ効果があると考えられています。

■便秘を解消する

かぼちゃの種には食物繊維がかなり含まれています。そのため、かぼちゃの種を食べることによって消化機能を高めることができ、便秘を解消する効果があると言われています。

■がんになるリスクを下げられる

かぼちゃの種を摂取することで、特定のがんのリスクを下げることができると言われています。胃がんや肺がん、前立腺がん、結腸がんはもちろんですが、特に乳がんに効果があると科学的に実証されています。かぼちゃの種にはフィトエストロゲンと呼ばれている偽のエストロゲンへの拮抗作用があります。この働きによって、乳がんの発生を抑えることができます。そのため、女性でがんの不安があるという方はぜひ摂取してほしい食物です。

■前立腺のトラブルを抑える

かぼちゃの種には前立腺のがんを防ぐだけではなく、前立腺肥大症を防いだりそれによる排尿トラブルを緩やかにする効果があると言われています。そのため、女性だけではなく男性にもかぼちゃの種は摂取してほしい食べ物です。

■体に欠かせないマグネシウムが豊富

現代の人は食事で摂取するマグネシウムが不足していると言われています。しかし、かぼちゃの種はマグネシウム量が豊富で、28gを摂取するだけで1日に必要なマグネシウム量の18％を摂ることができるので、足りていない部分を補填するのに適した食べ物だと考えられています。マグネシウムの摂取量が減ってしまうと、体のさまざまな部分に支障をきたしてしまうので、積極的に食べておく必要があります。

■心臓に害がある要因を排除する

かぼちゃの種にはオメガ3脂肪酸や抗酸化作用の高い成分が豊富に含まれています。そのため、血圧やコレステロール値を下げる効果があると言われています。血圧と血糖値の値が高くなると、心臓への負担が大きくなってしまい、心臓病につながることが多くなります。現在心臓に問題がない方でも、普段から食べておくことでリスクを軽減することができるでしょう。

まとめ

いかがでしたか？かぼちゃは普段からよく食べるけれども、かぼちゃの種が食べれることを知らないという方はかなり多いのではないでしょうか？しかし、かぼちゃの種には豊富な栄養素が含まれており、摂取することによって体のあらゆる部分で大きな効果を感じることができます。そのため、普段の生活に取り入れてみることをおすすめします。かぼちゃの種は乾燥させてそのまま食べることもできますし、スープにしたりとさまざまな食べ方ができるので、工夫をすることによって飽きずに続けることができるでしょう。

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