おつまみから栄養を!素煎り大豆の優れた栄養効果を紹介
ポリポリと食べだしたら止まらない「素煎り大豆」。
節分豆としての認知度が高い素煎り大豆ですが、最近では健康や美容、ダイエットを意識した方にも大人気で1年を通してよく売れています。
本記事では、手軽に栄養が摂れるとして人気の「素煎り大豆」の栄養とその効果をくわしくご紹介します。
大豆の栄養成分と1日の目安摂取量
素煎り大豆は、乾燥した大豆を味付けせずに煎った商品になります。最近では、低糖質で高たんぱくの「ロカボフード」として販売されることも多くなりました。
ここでは、おつまみやおやつとして大活躍の「素煎り大豆」の栄養成分と1日の目安摂取量について見ていきましょう。
〇大豆イソフラボン
女性ホルモンに似た作用がある大豆イソフラボンは、骨の生成に役立ち、骨粗鬆症の予防に効果が期待できる成分だといわれています。また、強い抗酸化作用があることで、動脈硬化や高血圧といった生活習慣病の予防にも効果があるといわれています。
〇大豆たんぱく質
大豆は、一般的なナッツに比べ、たんぱく質が豊富です。たんぱく質は、筋肉組織の構成のもととなる成分で内臓や髪や爪などの健康維持に欠かせません。体内では常に古いたんぱく質と新しいたんぱく質が入れ替わっています。健康な細胞を作るためにも大豆の良質なたんぱく質で補っていきましょう。
〇大豆オリゴ糖
大豆オリゴ糖は、胃や小腸では消化されにくく、大腸まで届いて善玉菌を増加させ腸内環境を整えるという効果があります。大豆オリゴ糖は、糖でありながら、低消化性で分解されにくいため、糖質して血糖値を上昇させることはありません。
〇ポリフェノール
素煎り大豆には、抗酸化物質であるポリフェノールも豊富です。ポリフェノールは、動脈硬化の予防や血液サラサラといった血管の健康に効果が期待できるとして注目されています。さらにポリフェノールの効果は、大豆イソフラボンによってよりその効果が高まるといわれています。抗酸化物質は、健康以外にも美肌やダイエット効果にも期待できますので、ぜひ摂っておきたい成分になります。
〇食物繊維
素煎り大豆に含まれる食物繊維は、食材の中でもトップクラスの含有量を誇ります。食物繊維は、体内の老廃物を体外へ排出する働きだけでなく、血糖値の急上昇を抑制、血中コレステロール濃度を低下といった働きがあります。現代人は食物繊維が不足しているといわれていますので、積極的に摂っていきましょう。
〇素煎り大豆の1日の目安摂取量
素煎り大豆は、100gあたり429kcalとカロリーが高めです。しかし、素煎り大豆を1日に100g食べきることは一般的に難しいため、100gあたりのカロリーはあまり参考にならないかもしれません。
食品安全委員会では、大豆イソフラボンの1日の目安摂取量を70~75mgと上限設定しています。素煎り大豆の場合、1粒の重さは約0.4gといわれていますので、1日の目安摂取量は約20g(50粒程度)という計算になります。ただ、「大豆イソフラボンを摂りすぎたとしても、直ちに健康被害に結び付くというものではない」と補足されていますので、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
ちなみに、素煎り大豆の20gのカロリーは86kcalと低カロリーです。低カロリーとはいえ、食べ過ぎると高カロリーとなってしまいますので適量を守ることをおすすめします。
まとめ
ここまで、「素煎り大豆」の栄養とその効果についてご紹介しました。
素煎り大豆は、安価で手に入りやすく、おつまみやおやつ感覚で手軽に栄養を摂取することができるスーパーフードです。ぜひ、大豆の栄養パワーを摂り入れて、普段の食生活を豊かにしましょう。