落花生とピーナッツって違うの?それぞれの特徴や食べ方を紹介!
「落花生」と「ピーナッツ」って何が違うの?と思ったことはありませんか?
実は、どちらも同じ食材なのです。同じ食材なのに、なぜ使い分けされ販売されているのでしょうか。
そこで本記事では、落花生とピーナッツの違いとそれぞれの特徴や食べ方についてくわしくご紹介します。
落花生とピーナッツの違いとは?
落花生とピーナッツの大きな違いは何かと問えば、ほとんどの方が「見た目」だと答える方が多いのではないでしょうか。他にも「日本語」か「英語」か、などと答える方もいらっしゃるかもしれません。
日本では、落花生とピーナッツの名称の使い分けに、共通した理由があるといわれています。
ここでは、それぞれの名称の使い分けについてくわしく見ていきましょう。
〇落花生
落花生は、外殻が付いている状態に用いられるのが一般的です。それは、畑で収穫された生の状態であっても茹でたり乾燥させたりと加工した状態であっても、外殻が付いていれば共通して「落花生」として呼ばれています。
国内の生産高約8割を占める千葉県では、主に「落花生」の名称が用いられ、県産物として販売・出荷しているとのことです。
〇ピーナッツ
ピーナッツは、落花生を英語表記した名称です。落花生と違い、外殻が剥かれて販売されているのが一般的です。また、ピーナッツバターやお菓子、塩味の効いたおつまみなど加工された状態のことも「ピーナッツ」という名称が用いられています。
落花生とピーナッツのカロリー(生、茹で、煎りの違い)は?
落花生とピーナッツのカロリーは、加工方法によってカロリーが異なります。基本的にカロリーは重さで計算されます。水分を含む「生」や「茹で」の場合は「煎り」と比べて目安とされる粒の数に違いがありますので覚えておきましょう。
状態 | カロリー(100gあたり) | 1粒(1gあたり) |
生 | 295kcal | 2.9kcal |
茹で | 288kcal | 2.8kcal |
煎り | 585kcal | 5.8kcal |
(参考元:日本食品標準成分表)
落花生とピーナッツの食べ方と摂取量
落花生とピーナッツには、「生」や「煎り」、「茹で」といったさまざまな種類の食べ方があります。それぞれの種類は、カロリーも大きく異なりますので意識して食べることをおすすめします。
それでは、落花生とピーナッツの美味しい食べ方と1日の目安摂取量についてそれぞれ見ていきましょう。
〇落花生
殻の状態で販売されている落花生は、「生」でも販売されています。生の落花生は、フライパンで煎るととても美味しい素焼きになります。その素焼きは、私たちがよく食べるピーナッツの素焼きとまた違い、カリッサクッというよりも中がしっとりふっくらした食感です。また、塩水で茹でるのもたいへんおすすめです。茹でた落花生は、豆らしくホクホクした食感で、今まで食べてきた落花生の味と異なり、美味しさに驚くことでしょう。
落花生の1日の目安摂取量は、水分が多いため60g(およそ12粒)といわれています。おやつとして食べる目安カロリーは200kcalとされていますので、12粒程度が適量とされています。
〇ピーナッツ
最初から加工されて販売されているピーナッツは、そのまま気軽に食べられるのが魅力です。塩味やバター味、チョコや蜂蜜がコーティングされたピーナッツは、おつまみやおやつに最適です。
なかには、味付けされていない素焼きのピーナッツも販売されています。素焼きのピーナッツは、そのまま食べても香ばしくヘルシーで美味しいですが、お菓子やサラダのトッピング、炒め料理などひと手間かければまた違った風味を楽しめ、食欲もそそることでしょう。
ピーナッツの1日の目安摂取量は、素焼きの場合で20~30粒といわれています。味付けされたり油で煎られたりしたピーナッツはその分カロリーが上がるので注意しましょう。
まとめ
ここまで、落花生とピーナッツの特徴とそれぞれの食べ方についてご紹介しました。
日本では、同じ食材でも商品の状態によって呼び方が変わります。また、それぞれの食べ方によっても食感や味わいが違い、自分好みの食べ方で楽しむこともできます。 最近では、落花生(ピーナッツ)は美容と健康にいいと注目されていますので、ぜひ自分好みの食べ方で摂り入れてみません