マカダミアナッツには優れた栄養成分がたっぷり!期待できる健康効果・効能とは?
チョコとの相性抜群のマカダミアナッツ。
脂質が多くカロリーも高めなため、ダイエット中だからと控えてしまう方が多いかもしれません。
実はその脂質に、優れた栄養成分と健康効果があるのです。
そこで本記事では、マカダミアナッツの健康効果について詳しくご紹介します。
マカダミアナッツに含まれる栄養成分
マカダミアナッツの原産地はハワイと思われがちですが、意外にもオーストラリアが原産です。
マカダミアナッツには、健康と美容に効果の高い栄養成分がたっぷり含まれており、世界では優れた健康食品として注目が高まっています。
ここでは、マカダミアナッツに含まれる栄養成分をそれぞれ詳しくみていきましょう。
パルミトレイン酸
マカダミアナッツの栄養成分の約8割が脂質で占めています。しかし、そのほとんどがコレステロールゼロの「からだに良い油」とされる一価不飽和脂肪酸です。その中の1つであるパルミトレイン酸は、ナッツの中で唯一マカダミアナッツにだけ含まれている栄養成分になります。パルミトレイン酸は、悪玉コレステロールを減らし、血管に効率よく栄養を浸透する働きがあることから、強い血管や皮膚を保つ効果があるといわれています。
オレイン酸
マカダミアナッツには、もう1つの一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸も多く含まれています。オレイン酸には、悪玉コレステロールを減少させるだけでなく、過剰なコレステロールを取り除く効果があるといわれています。動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防に効果的です。
三大栄養素(タンパク質・脂質・糖質)
私たちの骨や筋肉、臓器、血管など、身体づくりに欠かせないのが三大栄養素です。マカダミアナッツにはこの三大栄養素がバランスよく含まれています。筋肉や臓器、皮膚や毛髪などを補うタンパク質、ビタミンの吸収とエネルギーへと変化させる役割を持つ脂質、素早くエネルギーとなる糖質は、バランスよく摂取することで脳や体を動かす力につながります。
ミネラル類(マグネシウム、銅、セレン)
ミネラルには、代謝を促し身体の機能や組織を強化するなどの働きがあります。マカダミアナッツには、骨や神経伝達に欠かせないマグネシウムや神経伝達物質、酵素の構成に役立つ銅、甲状腺ホルモンの活性化や抗酸化作用があるセレンが豊富に含まれています。
ビタミンB群
ビタミンは、エネルギーを作り出す働きを助け、免疫力を高めることで健康な体を維持する役割があります。マカダミアナッツにはビタミンB群が豊富に含まれており、抗酸化作用による老化防止や肌と粘膜を保護し細胞の生成を助ける効能があるといわれています。
マカダミアナッツの1日の摂取量は?アレルギー反応は?
マカダミアナッツは、栄養価も高くバランスのとれたナッツですが、食べ過ぎには注意が必要です。
マカダミアナッツのカロリーは、100gあたり720kcalと高めです。過剰に摂取すると肥満の原因につながります。肥満は血中の中性脂肪値や血糖値を上昇させてしまう恐れがあります。マカダミアナッツの1日の摂取量は約5粒(10g)といわれています。せっかくの栄養を効果的に吸収するためには適量を守ることをおすすめします。
また、ナッツアレルギーのある方には特に注意が必要です。「一般社団法人 日本アレルギー学会」発行の『マカダミアナッツによる即時型アレルギーの1例』によると、マカダミアナッツは、ナッツアレルギーのなかでも症例の少ないナッツだと報告されています。しかし、症例はゼロではありません。人によってはアナフィラキシー症状がどう出現するかわかりませんので、ナッツアレルギーのある方や心配な方は摂取を控えましょう。
マカダミアナッツの栄養で健康を目指そう!
ここまで、マカダミアナッツの栄養成分と健康効果・効能についてご紹介しました。
マカダミアナッツはナッツの中でも「king of nuts」といわれるほど、世界でも多く親しまれています。
コレステロールゼロで健康に効果的な脂質を含むマカダミアナッツは、満腹感が持続するためダイエット中の方にもおすすめの食材です。
摂取量を守って効率よく栄養を吸収し、健康を目指しましょう。