ピーカンナッツをもっと知ろう!くるみとの違いや食べ方も紹介
ピーカンナッツをご存知ですか?
最近では、ピーカンナッツを使ったパンやお菓子が増えてきたため、「名前だけは知っている」という方もいらっしゃるかもしれません。
一般的にくるみと比べられるピーカンナッツですが、実はくるみよりもミネラルが豊富で良質な脂肪酸をバランスよく含んだナッツなのです。
そこで今回は、ピーカンナッツはいったいどんな栄養があるのか、くるみとの違いを含め詳しくご紹介していきます。
ピーカンナッツとは?
ピーカンナッツの原産地は北米で、ペカンナッツとも言われているナッツの一種です。くるみ科に属するヒッコリーという木に実をつけ、良質な脂質が豊富なことから「バターの木」とも呼ばれています。
くるみ科に属するためくるみと比較されやすいピーカンナッツですが、くるみよりも形が細長く、渋みや苦みの少ない濃厚な味わいが特徴です。殻も簡単に手でむくことができます。
ピーカンナッツとくるみの栄養成分の違い
具体的にピーカンナッツとくるみにはどんな違いがあるのでしょうか。それぞれの栄養成分について詳しく見ていきましょう。
(参考元:日本食品標準成分表2020年版-文部科学省)
上記成分表から、ピーカンナッツはくるみよりカロリーは高めですが、「若返りのビタミン」といわれているビタミンEやミネラルが豊富に含まれているのがわかります。
脂肪酸
ピーカンナッツは、ナッツの中でも良質な脂肪酸がバランスよく含まれているのが特徴です。
脂肪酸は、エネルギー源となる「飽和脂肪酸」、血液中の悪玉コレステロール値を抑制する効果がある「一価不飽和脂肪酸」、体内では作り出すことのできない必須脂肪酸の「多価不飽和脂肪酸」の3つに大きく分類されています。脂肪酸をバランスよく取ることで、動脈硬化の予防やコレステロール値の改善に効果が期待できるといわれています。
ただし、ピーカンナッツの1日の目安摂取量は、脂質やカロリーが高いことから14~18粒といわれています。食べ過ぎには注意しましょう。
ビタミンE
ピーカンナッツはくるみに比べ、ビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEには抗酸化作用があり、動脈硬化や血栓、細胞の酸化を予防する働きがあります。さらに、体内に増加した活性酸素を取り除く働きがあることから、老化防止や美肌効果にも期待でき、「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
ミネラル類
ピーカンナッツは、ミネラル類に分類される亜鉛やマンガンが豊富です。
ミネラル類は、体の機能維持や免疫、代謝などに欠かせない栄養素になります。また、亜鉛は抗酸化作用があるビタミンを活性化させる働きがあり、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果に期待できるといわれています。
ピーカンナッツの栄養を効果的に食べよう!
ここまで、ピーカンナッツについて詳しくご紹介しました。
ピーカンナッツは、オメガ3脂肪酸やビタミンがバランスよく含まれており、健康と美容の改善に効果的です。
殻も手で簡単にむけるため、素焼きのピーカンナッツであれば、濃厚なくせのないナッツの味わいそのままで食べることができます。また、溶かしたチョコレートに混ぜて冷やしたり、はちみつ漬けにしてみたり、くるみのようにパンやお菓子の材料に加えてみたりと多様に活用できます。
まだ食べたことがないという方は、濃厚なコクのある味わいをぜひ味わってみてはいかがでしょうか。