「プルーン」の驚くべき効果
プルーンは、果汁の少ないプルーン系統から作られる乾果または生果のことを言います。新鮮なものは生のままでも食されることがありますが、半生状のドライフルーツとして食されることが一般的です。旬は7〜9月の夏季ですが、ドライフルーツは年中スーパーなどで売られており、今ではいつでも食べることができます。
知っている方も多いかもしれませんが、プルーンのすごいところと言えば、やはり食物繊維が豊富ということではないでしょうか。食物繊維と言えば、便秘解消や腸内環境を整える効果があるということで、よく注目される成分ですよね。プルーン以外にも、様々な野菜やドライフルーツなどでも食物繊維が豊富と謳われている食品は多くあります。しかし、便秘に悩まされている方や、腸内環境を整えたいという目的がはっきりしている方には、ぜひプルーンをおすすめしたいです。その訳を以下に説明していきます。
プルーンは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の双方をバランス良く含んでいます。また、プルーンに含まれるペクチンは、腸内環境の改善や便秘の予防・改善に絶大的な効果を発揮します。そして、プルーンに含まれる炭水化物の大半は、食物繊維とソルビトールですが、これらは相乗効果で、さらに優れた整腸作用や便秘解消効果を発揮します。このソルビトールは、便秘薬や下剤の成分に用いられていることもある成分ですので、プルーンがいかに便秘解消に役立つのか納得ができます。ここまで、腸に作用する成分を多く含んでいる食品はなかなかありません。実際にプルーンを食べたことがある方はお分かりかもしれませんが、本当に便通が改善したという方は多くいらっしゃいます。まだ食べたことがないという方も、ぜひ一度試していただければ、その絶大的な効果が分かるかと思います。
ここまでプルーンの効果を説明してきましたが、最後に注意点をお話ししておきたいと思います。プルーンには、整腸効果が大きく得られる成分が含まれているとお伝えしましたが、その中でもソルビトールの取りすぎによって下痢に繋がってしまうことがあります。これは1日の摂取量をしっかり守れば問題ないのですが、あまりの美味しさについつい食べ過ぎてしまうと、お腹が緩くなってしまう恐れがあるので注意が必要です。推奨されている1日の摂取量は、ドライプルーンで4〜5粒と言われています。しかし、お腹が弱い方は2〜3粒程度をおすすめします。摂取量を守って継続して食べることで、身体に良い影響をもたらしてくれると思うので、気になる方はぜひプルーンで腸活を始めてみてください。