身体に良い栄養素が沢山!素煎り大豆の紹介(後編)
後編では素煎り大豆がもつ様々な効能について、栄養素の面に着目しながら紹介していきます。通常の大豆に含まれる成分はもちろんですが、素煎り大豆ならではの栄養素も沢山あるため、ぜひ今回の内容を読んで日常生活に素煎り大豆を取り入れてみてはいかがでしょうか?
素煎り大豆に含まれる栄養素:①大豆たんぱく質
素煎り大豆に含まれる栄養素として最も多く含まれているのはたんぱく質です。こちらは普通の大豆にも含まれている栄養素ですし、一度は名称を聞いたことがあるという方も多いはずです。タンパク質は三大栄養素と呼ばれ、私達人間が生活していくためには必須の栄養素です。タンパク質をしっかりと摂取することができていれば、体のむくみを解消することにつながったり、肌の状態を良好に保つことができたりします。現代人はタンパク質が不足していることが問題視されているので、積極的な摂取を心がけましょう。
素煎り大豆に含まれる栄養素:②大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは抗酸化作用のある栄養素です。人間は体内に入った食べ物が酸化すると消化に負担がかかったり、消化後の栄養素吸収に問題が生じたりします。質の悪い栄養素を摂取していると、動脈硬化が進みやすくなったりそれに伴う心臓の疾患やの脳卒中などのリスクが向上したりします。抗酸化作用のある食べ物は、良質な状態で体内に吸収されるため体にとても良く、より健康的な生活へとシフトしていくことができます。素煎り大豆には煎っていることにより、この大豆イソフラボンが多く含まれていると考えられています。普通に摂取するよりも、より効果的に良質な栄養素を摂取することができるので、ぜひ素煎り大豆を食べるように心がけてみましょう。
素煎り大豆に含まれる栄養素:③オリゴ糖
皆さんはオリゴ糖という栄養素を聞いたことはありますか?オリゴ糖は、炭水化物と同じように糖類であることに変わりはないのですが、体内に栄養素として吸収されにくいという性質があります。つまり、多く食べ過ぎても太りにくい糖質であるということができるのです。外国産の大豆や煎っていない大豆の場合には、このオリゴ糖が相対的に少ないとされており、煎ることによって量が増えることが分かっています。
多めに摂取してもご飯や麺類などの糖質よりカロリー吸収を抑えることができるうえ、良質な栄養素を沢山取り入れることができるのが素煎り大豆の一番の特徴ともいえます。
素煎り大豆に含まれる栄養素:④鉄
鉄は私たちの血液に多く含まれている物質です。鉄にはヘモグロビンという物質が含まれているのです。ヘモグロビンは、体内で酸素を運ぶ重要な役割を担っており、これが不足してしまうといわゆる貧血になります。貧血では、ヘモグロビンの不足によって脳に酸素が行きわたらなくなってしまいます。皆さんもご存じの通り、貧血になると倒れてしまうので、鉄分は日頃からしっかりと摂取する必要があるのです。鉄分が多い食材には、ホウレン草やレバーなどがありますが、いずれも単品で食べるには難があり、調理時間もかかってしまうため、手ごろであるとは言い難いのが現状です。しかし、素煎り大豆であれば簡単につまむことができるので、日常生活でも手軽に鉄分を摂取することができます。ぜひ貧血予防に素煎り大豆を食べてみましょう。
まとめ:体に良い成分を低カロリーで摂取することができる
今回は素煎り大豆について紹介してきました。後半では栄養素を中心にお伝えしましたが、皆さんの生活の中で不足していそうなものはありましたか?素煎り大豆は調理しなくても手軽に食べることができるので、ぜひ皆さんの生活でも大豆の代わりに取り入れてみてはいかがでしょうか。