「クルミ」がもたらす健康効果と認知症予防効果

私たちがよく食べるクルミは、クルミ科クルミ属の落葉高木になる核果の種子を加工した食用のナッツのことを指します。

原産地は、ヨーロッパ南西部からアジア西部とされ、北半球の温帯地域に広く分布しています。収穫量としては、アメリカと中国が多く占めており、日本では長野県東御市がクルミの収穫量日本一です。クルミは昔から食用とされていた歴史があり、日本ではなんと縄文時代から食されていたと考えられています。

クルミは、今ではどこでも手に入る身近な食品ではありますが、とても栄養バランスのとれた食品であることは皆さんご存知でしょうか?普段何気なく食べているクルミは、実は私たちの健康にとって良い効果をもたらしてくれています。今回は、クルミの何がすごいのか、その成分や効果について説明していきます。

まずクルミには、良質な脂肪であるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。オメガ3脂肪酸は、アマニ油やエゴマ油などの植物油やその種子に含まれる脂肪酸の総称で、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす効果があります。

さらに、オメガ3脂肪酸を摂取することで、善玉コレステロールが増加する効果もあるため、体内の脂肪が改善され、血圧低下や動脈硬化予防に役立ちます。この効果により、オメガ3脂肪酸は、心筋梗塞や慢性心不全などの循環器疾患予防に繋がり、その患者の死亡数も減少するとの報告があります。

他にも、糖尿病や肥満などの生活習慣病のリスクを下げることにも繋がります。

このオメガ3脂肪酸は、ナッツ類の中でもクルミに最も多く含まれている健康に良い効果をもたらす成分と言えます。さらに、クルミには不足しがちなビタミンやミネラルが含まれており、抗酸化物質であるポリフェノールやメラトニンが豊富に含まれているため、健康やアンチエイジングに良い効果を発揮します。

そして、クルミには認知症予防の効果があるという驚くべき事実が、近年の研究結果で分かってきました。

実際にアメリカにてその研究結果が発表され、医師会雑誌にも掲載されています。結論としては、クルミに含まれる高い抗酸化力や抗炎症作用によって認知症機能障害への予防や対策になったとの結果が導き出されました。

クルミを食べるだけで認知症を予防できるならば、とても嬉しいことですよね。しかも1日に一掴み程度のクルミをおやつや食事の一部にプラスするだけで良いのです。皆さんぜひクルミを食べて健康的な体を維持していきましょう。

みの屋のクルミはこちらから!

2023.01.10 11:11 | 豆知識