「アプリコット」美容や健康に良い効果を発揮
アプリコットは、果物のアンズのことを言い、バラ科サクラ属の落葉小高木になる果物のことを指します。ヨーロッパや中央アジアで発展したアプリコットは甘い品種が多く、東アジアで発展したアンズは酸味が強い品種が多い傾向があります。日本でも栽培されており、長野県や青森県、熊本県などが産地としては有名です。アプリコットは、生で食べても美味しいですが、ジャムや果実酒、ドライフルーツとして食されることも多いです。
何気なく美味しいと食べているアプリコットですが、実は美容や健康にとても良い効果をもたらしてくれることをご存知でしょうか。身体には良さそうだけど、確かに効果までは知らない、という方がほとんどだと思います。しかし、アプリコットには非常に優秀な成分が多く含まれているため、それを知った上で効率的かつ継続的に食べることができれば、より美しく健康的になれると思います。そこで今回は、アプリコットに含まれる成分や、それによって発揮される効果について説明していきたいと思います。
まず最も注目すべき成分として、βカロテンが挙げられます。βカロテンは、人参やモロヘイヤ、ほうれん草などに豊富に含まれる成分として有名です。そしてβカロテンは、コラーゲンの生成を手伝ったり、皮膚を活性酵素から守ったりする働きをします。また、抗酸化作用が高く肌の粘膜を正常に維持する働きがあるため、肌が荒れやすい方や乾燥肌の方にもおすすめです。肌のターンオーバを促進してくれるためアンチエイジングにも効果的だと言えます。そのため、アプリコットを食べることで、美肌効果が期待できるのです。
他にもカリウムや食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、皆さんご存知の通り、腸の蠕動運動を促し腸内環境を整えてくれます。そしてカリウムは、余分な水分のデトックスや血行促進効果が期待できる成分です。血行が改善されることで、冷え性の改善、自律神経の改善などにも役立ってくれます。また、余分な水分を排出する働きがあるため、むくみや高血圧が気になる方にもおすすめです。
アプリコットの1日の摂取目安は、ドライフルーツで3個程度とされています。食べ過ぎてしまうと、食物繊維が豊富なため下痢をしてしまったり、果糖が多く含まれているので体重増加や虫歯に繋がったりするリスクが出てきてしまいます。そのため、美味しいからといって一気に食べるのではなく、摂取目安を守った上で毎日継続して食べることをおすすめします。